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夢スケッチ 第5回 (2018527)生命を養う時間の夢

「夢スケッチ」もいよいよ第5回目です!

今日のお客様は、今までばりばりと仕事をこなして来た女性です。

実績もあり、更にそこからスピンオフした研究所を立ち上げ、代表理事として研究、講演をこなしていらっしゃる方です。
ところがそれまで活躍しっぱなしの人生で体から「自分をもっと大事にする」ようとのシグナルが…
昨年末に事業者、講演者としては生命(いのち)である声が出なくなる、という体験をされたとのことでした。
そこからご自分の体を一度見つめなおすために、スリランカのリトリート施設に約1か月滞在し、太陽が昇るとともに目覚め、日が沈むとともに休息を取り、自然の恵で成る食事をとる暮らしを続けた結果、声が出なくなるという症状が回復し、更に今まで走り続けてきたご自分の人生も振り返り、新しく自分らしく、自分を喜ばす人生を歩み始めた方です。

 

ご自分の経験を基に、多くの方にこの喜びと幸せを体感していただけるような施設をつくりたい、という夢を聞かせていただきました。
聞いているこちら(夢スケッチアドバイザー 三宅)もそういう気持ちで毎日の暮らしができたら、と考えていた夢でしたので、アドバイザーの妻ともども、すっかりご相談者の語る夢の世界に引き込まれてしまったひと時でした。

夢をお話ただいたご相談者のお考えから「命を養う時間」をコンセプトとし、「命を養う事ができる場所 命の循環、復活の場所」という夢をスケッチにしました。


全体はリゾートホテルの姿で、
① 滞在する人が宿泊できるホテル

(20名: シングル×20室)、コテージ(2名×5棟)
② 中心となるプールのある広場、
③ 東洋医学である漢方やアーユルベーダなど、体を本来の自分の姿にするための施術を受けられる「癒」棟

④ 食で訪れる人を元気にする「食」棟
⑤ 滞在の始めにドクターがその人に合ったメニューを提案する「医」棟
⑥ リトリートに関する様々なことが学べる「学」棟
⑦ これらに付属する設備

(安心な食を提供できる自家農園、漢方の研究施設、漢方の薬剤倉庫、施設運営のための事務所、ドクター、看護師ほか医療スタッフのための滞在スペース、ホテル、レストラン、農園等スタッフのための滞在施設)などです。
 

​ホテル棟のイメージスタディ


更にお話を進めていくうちに、相談者の「ビーチで美しい夕日を見ながら何もしない時間を過ごしたことが、自分の過ごしてきた、またこれから過ごす時間について考える素晴らしい時間となった」という体験から、自由に一人で行くことのできる静かなビーチが、また「この施設が軌道に乗ったら、更に新しい生命を自然の恵みの中ではぐくむための、産院なども備えたい」とのお話から、ビーチの先に海の上に突き出した「月の光を見ながらお産ができる部屋」(屋根を開閉できるガラス張りにすることを考えています)なども構想に加わりました。
また、訪れた人の心を元気にするリトリート工房として、絵や工芸のできる工房、ミュージックセラピーとして、音楽を奏でたり、耳を傾けたりできるミニホール、などにも夢が広がりました。

 

 

更に、この施設の場所として、なるべく多くの人に体験してもらうために、関東と関西の間である静岡、また最近相談者の身の回りで関わることが多くなった栃木、また、静岡と同じく関東と関西双方からアクセスのいい伊豆(ここは整備された別荘地などが近年所有者が手放すことが難しく、利用されずにいる土地などが出ている、という情報から提案させていただきました)、また最近同じような場を作るという動きの出ている淡路島、なども候補に挙がりました。

相談者の体験したリトリート施設は、上記の内容が約4000坪程度の敷地に配置されている、とのことで、下記の想定と試算しました。

1.土地代
4000坪×20万/坪=約8億

2.施設の整備
①建物17億

建物施設内訳
(コテージ2000万/棟×5棟=1億、ホテル棟6000万/棟×5棟=3億、
他の施設:26棟※×5000万/1棟=13億)

※食堂(50席)×1棟、「医」棟×1棟、「癒(施術)」棟×2棟(森棟、海棟)、「学」棟×1棟、漢方研究所、倉庫×2棟、オフィス棟×1棟、ドクターハウス×5棟、医療スタッフ棟×3棟、ホテルスタッフ×2棟、バックスタッフ×1棟、リトリート工房×2棟、産院×1棟)

②土木工事:10億

土木施設内訳
(アクセス道路、駐車場、敷地内道路、電気、通信、上下水道、下水処理施設)

施設整備費計は(取得する場所による土地代、整備建物の内容、規模により変動します)
1.土地+2.施設=35億

そのほか、開業後ドクター、スタッフの人件費、水道光熱費が固定費としてかかります。

 


また、上記の事業の完成目途は「7年後」という目途もお話がありました。
今後、この全体図を持って、計画の実現のための協力体制を整備する事にしたい、とおっしゃっていました。
また、不動産購入は他のご相談者の方にもお話しましたが、2023年問題(2022年に生産緑地制度が法の期限を迎え、都市内の農地が固定資産税の支払いのために放出され、宅地価格が下がるという見通し)、及び東京オリンピック需要が減退する2020年問題、等を考え併せて、土地取得、建設発注は2023年の時期が好適とのお話もしました。

 


他に、相談者の今後の拠点とするすまいを①東京の賃貸、②東京の購入、③和歌山のご実家のリフォームも含めてご相談を受け、まずは、事業に集中できるよう、また、各地の視察等の便も考えて、①東京の賃貸 で始めることをご提案しました。
いずれ、事業の場所が確定すれば、和歌山のご実家、あるいは東京近辺の購入等を検討すると良いと思います。

子供の時から男性に負けないように男性と同等の実力を身に付けて頑張って走ってこられたご相談者様ですが、ご自分の体を自然のリズムに合わせて、自然の大きなエネルギーの中で再生していく、またそれをできるだけ多くの人にも味わってもらえるようにしたい、という本来自分が求めていた生き方に素直に沿って新しいことを始めようとしている、その大きなエネルギーに、私たちアドバイザーもすっかりその世界に浸り、幸せな未来の暮らしを一緒に夢見させていただいたセッションでした。
今回の全体図をさらに詰めるためのご相談、セッションを続けてされたいとのご希望をいただき、その日を心待ちにして本日の夢スケッチを終わりとしました。

こちらにも、そのポジティブなエネルギーと幸せな未来の姿を分けていただき、ありがとうございました。

 

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